2010年9月2日木曜日

Frieve Audioの使い方について

今回は、高音質の音楽再生ソフト「Frieve Audio」の使い方を紹介します。

Frieve Audio

公式サイトの文面を借ります。

「Frieve Audio(フリーブオーディオ)は、リビングPCでの音楽再生用途などに最適なWav、MP3対応高音質オーディオファイルプレイヤーです。昨今のPC の有り余るCPUパワーをふんだんに利用することにより、これまでにない高音質再生を実現しています。Frieve AudioはフリーソフトウェアのFrieve Audio、上位バージョンであるシェアウェアのFrieve Audio M-Classからお選びいただけます。」






オススメは多機能なFrieve Audio M-Classの方ですが、シェアウェア(有料)となっています。

ただし、起動時に一度だけ出るダイアログの「OK」ボタンをクリックするだけで、無料で全ての機能が使えます。
(すみません、こんな紹介で。。)
気に入ったら料金を払って差し上げてくださいな。


何も設定をしていない状態でも他の再生ソフトと比べると一段といい音が出るのですが、
設定をすると、さらなる音質向上をすることができます。


Frieve Audioをインストールして、FrieveAudio.exeを起動したら、
設定に移ります。

タスクバーの設定(S)より、環境の設定(S)...を選択します。


まず、リサンプリングの設定をしましょう。

リサンプリングとは、感覚的に言いますと、
元々ある音声データを一度大きなサイズに引き延ばしてから小さなサイズに戻すことで、
音の解像度を高める方法です。

それでは設定です。


リサンプリング(1)のタブを選んで、アップサンプリングのところにチェックを入れ、
リストボックスから、192000を選択します。
ここで、アップサンプリングの周波数を192000Hzに設定しても、まだ処理に余裕がある場合は
882000Hzに設定すると、更にしっとりとした音になります。
画像では見えにくくなっていますが、「元の周波数の整数倍にアップサンプリング」のところにもチェックを入れます。
(整数倍にアップサンプリングすることによって、音質の劣化をある程度防げます。)





次に、リサンプリング(2)のタブを選びます。
画像のように設定をすれば一番の音質が得られますが、
パソコンのスペックによっては、処理が追いつかないことがあります。
ちなみにこの設定、AthlonII X4 620でCPU使用率約20%になります。

もしもお使いのパソコンで処理が追いつかない場合、リサンプリングフィルタのタップ長、
非整数倍リサンプリングフィルタのタップ数を減らしてください。



次はイコライザの精度と、
HSC(もともと録音されていない超高音域のデータを付加することで音をツヤのあるものにする機能)の設定をします。
バッファサイズはお好みで。(音質には関係ありません)
バッファサイズを小さくすると、再生ボタンを押してから再生が始まるまでの時間が短くなりますが、
音飛びが起こりやすくなります。


イコライザのタップ数の設定は、最大の65535がいいでしょう。
この設定は、再生中の負荷には関係がなく、再生開始時だけに影響するようです。


Hyper Sonic Creation(HSC)のモードは、Cにします。
Aモード、Bモードもありますが、どちらもキンキンと耳につく音に感じました。(これも主観です)




次は出力周波数の設定です。
当然、サウンドカード(PCで音を出すためのパーツ)が対応している周波数でないといけません。
多くのPCでは48000Hz、新たにサウンドカードを増設したPCには96000Hzが良いでしょう。
192000Hzまで対応しているサウンドカードでも、96000Hzまでにした方が音がいいように感じます。





続きます。

FrieveAudioの使い方について2





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